ココは、春節の横浜中華街の彩青(獅子舞)とかの写真を展示しています。
かつて謎の食物「亀ゼリー」の正体を求めて足を踏み入れた横浜中華街。
そこは魔界と呼ぶにふさわしい謎と脅威に満ちた世界でした。
(詳しくは「亀ゼリー」および「亀ゼリー追跡調査」及び「魔界中華街」をご参照ください)
今回、謎の怪物が暴れているという情報を入手した我々は、三度この魔界に挑むのでした。
魔界中華街「魔獣激闘編」
件のカメゼリー | 雨の中華街 その1 |
雨の中華街 その2 |
迫りくる刺客達 | 魔界の食い物 | 武器屋 |
龍紋刀 | 亀ゼリー 安売り中 |
関帝廟 | ツインドラゴン | 守護獣再び | 関帝聖君 |
魔獣現る | 硝煙立ち込 める魔界 |
襲い掛かる 魔獣 |
侵略する 魔獣 |
ガンッ! 命中 |
魔獣の中身 (意外に若い) |
前回は惜しいところで大ボスを倒し損ねた我々でしたが、正義の闘いは4年越しの対決を向かえることとなりました。
中国の正月にあたる春節の2月、謎の魔獣が暴れているという情報を入手した我々は、またまた石川町の駅に降り立ったのでした。
街に足を踏み入れた瞬間、違和感が我々を襲います。
「おかしい、静かすぎる...」
休日とは思えないほど疎らな人並みに、我々の首筋をチリチリと寒気が襲います。
(ちなみに当日は今年一番の冷え込みで冷たい雨が降っていました)
今回は我々も過去の教訓を生かし、横浜スカイビルのサウナでHPを完全回復し、遠距離狙撃用の400mmバズーカ砲も装備しての中華街入りでしたが、いつもと違う敵意剥き出しの街の空気に更なる装備の充実の必要性を感じ、武器の現地調達を行うことにします。
「武器屋」
そう、今回は武器屋が存在します。(本当)
冒険者達の熱い叫びがようやくこの魔界にも力強い味方を呼び寄せたのです。
武器屋の主人はかのト○ネコを思わせる温和な風貌ながら、「殺る気(やるき)」「強敵(とも)」等の男気溢れる会話で我々をもてなしてくれます。
接近戦の戦力不足を補うべく「龍紋刀」(全長80cm)を購入し、武器屋を後にします。
通りでは相変わらずの刺客達の「美味しいよ」攻撃を受けますが、既に魔界の食物をも栄養源とする術を身につけた我々に恐れるものはありません。
小龍包、やきそば、肉まん、肉まん、餡まん...次々に現れる中華点心をばっくばっくと食い倒しながら、街の奥へと突き進みます。
なぜか安売りされている亀ゼリーも、我々の歩みを止めることはできません。
そしてたどり着いた大ボス関帝聖君の住まう関帝廟。
再び合間見えた守護神、及び新手の怪物ツインドラゴンを死闘の末倒した我々は、ついにこの大魔君に目通りすることができました。
臨戦状態の我々、しかし、魔君の顔色が優れません。(真っ赤ですが)
どうやら魔獣の被害には流石の彼をして困惑させているようなのです。
昨日の強敵は今日の親友。
我々は彼の頼みに応じ、魔獣を倒すべく雨の中華街に再度繰り出すのでした。
夕刻、待ち構える我々の前に、突如、爆(竹)音とともに雄叫びを上げて魔獣が現れました。
魔獣は3匹いるようです。
赤い魔獣、黄色い魔獣、そして青い魔獣が咆哮を揚げて街を暴れまわっています。
魔獣は中華街の店々に侵入しては供物を強奪していきます。大通りの名店といえどその猛威から逃れることはできません。
日本国の警官まで動員されていますが、ここ魔界にあっては彼らは全くの無力で魔獣を遠巻きにするばかりです。
立ち込める噴煙、唸る銅鑼の音、阿鼻叫喚の中、逃げ惑う人々の人垣でなかなか魔獣に迫ることができません。
しかし、一瞬の隙を突き、400mmバズーカの一撃が魔獣の急所を捉えました。
のけぞり店の庇で頭を打ちのたうつ魔獣!
やりました、我々は魔獣を撃退することに成功したのです。
戦いの後、疲労困憊した我々に関帝聖君が重々しく語りかけます。
「今は傷を癒すが良い。そして、再び合間見えたときこそ...決着をつけるときぞ!」
束の間の親友は再び強敵として立ちふさがることを宣言し去りました。
こうして、魔界中華街の危機を救った勇者達は、しかし誰にもその功績を称えられることなく、静かに街を去ったのでした。
麻婆豆腐とチンゲン菜を堪能した後に。
(後日譚)
...ちなみに部屋の壁に飾っていた龍紋刀が重みで止め具が外れて落下、畳に大穴開けたのは、家主には内緒だ。
魔界、横浜中華街。
混沌の支配する異次元空間に、貴方も装備を整えてレッツ魔界!
2005年2月
「横浜中華街」JR京浜東北線石川町駅下車、徒歩10分