（撮影はＥＸＩＬＩＭ他）
Ｎｉｋｏｎ Ｄ１００ レポート その４
Ｎｉｋｏｎ大井サービス課に行ってきました
（D100ファームウェアバージョンアップ）
（撮影はＥＸＩＬＩＭ他）
2002年7月、ＮｉｋｏｎのＤ１００のファームウェアに不具合があることがＮｉｋｏｎメーカーサイトで公表されました。
不具合の内容は以下の通りです。
＜ 現象 ＞ （Ｎｉｋｏｎのホームページより）
WB (ホワイトバランス) ブラケティング撮影を行う際に、以下(1)、(2) の何れかの操作を行うと、同じ補正で
画像が記録されてしまう場合があります。
(1) カスタムセッティング 1 :「撮影時の撮影画像の確認」を ON にした状態で撮影を行う。
(2) カスタムセッティング 1 :「撮影時の撮影画像の確認」を OFF にした状態で撮影を行い、画像記録中
(コンパクトフラッシュカードアクセスランプが点灯している最中) にモニタボタンを押して画像の再生を行う。
なお、(2) で画像記録中にモニタボタンを押す動作 (画像再生) を行わなければ、上記現象は発生致しません。
とりあえず、今の私にとっては大勢に影響なさそうでしたが、なにがしか不具合が内包されているというのは
気持ちの良いものではないので、早速ファームウェアのバージョンアップを行うことにしました。
Ｅ９５０時代にもバグフィックス、機能アップ含めてファームウェアのバージョンアップはＮｉｋｏｎは結構頻繁に
行ってくれたので、「ふーん、またか」という感じで受け止めていたのですが、まさかサービスセンタに持ち込
まないとダメとは思いませんでした。
（Ｅ９５０ではＷｅｂからのダウンロードで対応していました）
サービスセンタ着払いで送りつけてもＯ．Ｋということだったのですが、夏休み直前のこの時期に手放さなければ
ならないというのはちょっとダメージ大きすぎるので、大井町のサービスセンタに持ち込むことにしました。
＜行ってきました＞
（ＪＲ大井町駅）
折悪しく台風９号の影響で雨の降りしきる中、ＪＲ大井町駅に降り立ちました。
今考えれば銀座にあるニコンプラザに持ち込んでも良かったのかもしれませんが、「どうせならＮｉｋｏｎのお膝元
である大井のサービスセンターに行ってやれ」と、相変わらず熟慮しない行動ぶりですね。
駅で道を聞いたら、「光学通りをずっと歩いて行けばすぐわかる」ということで、なんじゃそりゃと思っていたら
ほんとに光学通り（別名ＮｉｋｏｎＳｔｒｅｅｔ）というのがあるとは知りませんでした。さすがお膝元。
（光学通り）
で、ずんずん歩いていくと見えてきたのはＮｉｋｏｎの看板と工場．．．．。
なんというかほんとに工場です。
（ニコン大井製作所。見ての通りの工場です）
（裏に回っても工場です）
そりゃ修理するには最高の環境というかバラバラに壊れていても復元してくれそうな見事なファクトリーぶり
ですが、サービスセンターらしきものなんて見当たりません。
しばらくうろうろしていたのですが、雨も激しくなってきたので意を決して守衛所で「Ｄ１００のバージョンアップに
来たのですが．．．」と切り出すと、サービスセンター（正しくは大井サービス課）の場所を教えてくれました。
工場の中を突っ切って裏通りに出ると、工場の敷地の外れの一角に．．．．ありました。
って、コレですか？
（サービス課看板）
（サービス課入り口）
中はカウンターに長椅子ひとつの、田舎の郵便局といった感じな狭いレトロな事務所。
（これ見よがしの監視カメラが設置されていたので、内部の写真は撮りませんでしたが）
サービスマンの方はとても親切でしたが、「１５分ほどお待ちください」と言って奥に引っ込んだままほんとに１５分
程出てこなかったところを見ると、受付から作業まで彼一人でやっているのかもしれません。
サービスマンの方曰く、「いやあ、Ｄ１００はうちにもテスト機が一台しかなくて困ってるんですよ。まだ受付開始して
間が無いですから作業ミスとかないかどうか心配で」とかで、こっちも結構心配になったりしましたが、 無事作業は
完了したようで、試し撮りした画像の液晶画面に表示されたファームウェアのバージョンはきちんとＶｅｒ．１．０１に
なっていました。
（ファームウェア表示）
バージョンアップが終わって、また雨の中テクテクと歩いて駅に向かっていると、なにやらちょっと微妙なネーミング
のお店があったりして、大井の街というのはなかなか風情があっていいところだなあと思ったりしました。
職人気質の空気溢れるＮｉｋｏｎの工場と併せて、一種独特の雰囲気を醸し出している街でした。
（微妙な店名その１）
（微妙な店名その２）
ともあれ、これでファームウェアもバージョンアップされて、夏真っ盛りの撮影シーズンに備えることができるわけです。
問題はどこに出かけるかなのですが．．．．．。
２００２年７月