COOLPIX950で96MBコンパクトフラッシュカードは使えるのか?


2メガピクセル機のハイクオリティは、同時に記録ファイルサイズの巨大化を意味します。
1600×1200ピクセルFINEモードでは標準で付いてくる8MBコンパクトフラッシュ(以下CF)には10枚くらいしか記録できないのは前にも書いたとおりです。
Nikonの出している専用CFは今のところ64MBが最大。
かなりの大容量ではありますが、連写モードの使用などを考えるとCFの容量は大きければ大きいほど嬉しいとも言えます。
現在市販されているCFの最大容量のものは96MB。これなら理論上100枚以上撮れるはずです。
ただしこの手の記憶媒体は相性というものが付きまとうのも事実。
果たして96MBCFは使えるのでしょうか?

ってわけで買ってきました。96MBCF
ハギワラシスコム、GREENHOUSE等、もっと安いCFはあるのですがやはりCFのスタンダードはSanDisk製品。
最も相性問題の少ないと言われる「デジカメ1000万枚撮影保証」のSanDiskです。
「コレ、万一COOLPIX950で使えなかった場合はアダプタに差せばノートPCとかザウルスで使えるよな...」という筆者のケツの穴の小ささが伺える選択です。

で、結果はずばり「ばっちり使えます」
挿入して電源投入であっさり認識しました。
前に使っていた48MBCFの場合、画像をまったく記録していない状態で1600×1200ピクセルFINEモード撮影モードにセットすると、記録枚数は48枚と表示されました。
今回購入してきた96MBCFで上記撮影モードにセットすると、記録枚数は97枚と表示されました。
つまり1600×1200ピクセルFINEモードでは、記録枚数を一枚1MBと計算しているわけですね。
早速撮影。何の問題も無く写るし、記録も問題無し。
無論、各モードでの撮影も何の障害も無く行えましたよ。
(ホッとしつつニンマリ)

ちなみに8MBCFでは1枚しか記録できない1600×1200ピクセル無圧縮Hiモード(TIFF)も、96MBCFなら16枚も撮れてしまいます。(Hiモードでのマクロ撮影は鳥肌が立つほど高精細ですよ)
更に、もっともファイルサイズの小さなVGA(640×480ピクセル)NORMALモードなら撮影枚数は2414枚の表示。(現実には一度にこんなにたくさん撮ることなんてないでしょうが)
恐るべし大容量CFの威力。
これだけあれば、旅先での撮影も容量を気にすることなく行えそうです。

今回96MBCF購入にあたって秋葉原のPCショップを4件回りましたが、COOLPIX950での動作保証をしてくれるお店は皆無でした。
まあ当然と言えば当然なんですが、店頭で使えるかどうか試すのも許してはくれませんでした。
そんなわけなんで、もし64MB超の大容量CFの購入で迷っている方がいらっしゃったら、今回のレポートをご参考にしていただけると幸いです。

1999年6月10日  館長

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