COOLPIX950、ファームウェアアップデート

99年7月17日、ようやくNIkonがファームウェアのアップデートを出してくれました。
早速Nikonのサイトからダウンロードしてアップデートしてみましたのでレポートします。
(Ver.1.0から1.1へのアップデート)

まずNikonのダウンロードサービスサイトに行ってアップデートプログラムをダウンロード。
ファイルそのものは400KB程度でそんなに時間も掛からず落とせました。
でもこれE950ユーザーはみんな待ち望んでたことでしょうから、すぐにサイトが混んで落とせなくなっちゃうんじゃないかと思います。
落とすなら情報が知れ渡る前にお早く。

で、落としたアップデートプログラムを解凍してみてビックリ。
「接続キットがいるんかい!」
確かに新発売キャンペーンで接続キットは付いてきましたけど、普段の撮影データ転送はカードリーダ経由でやってるんで、接続キッドなんか何処にしまったか忘れちゃってました。
結局押し入れを引っ掻き回して接続キットを発掘。購入以来はじめて封を開いたのでした。

アップデート実施の前に「せっかく接続キットを引っ張り出したのだから、この際試しに使ってみよう。」と思いたち、表示転送ソフトのNikonViewを立ち上げてみました。
しかし、シリアルポートでの接続はやはり鬼のように遅く、サムネイル表示だけで1枚15秒はかかります。
実際に1600×1200ファインの撮影データなんか転送した日には、どれだけ時間が掛かるかわかったものではありません。
「やはりデータ転送はカードリーダが正解だ」と納得し、早々にアップデートに移りました。

アップデートはE950を転送ケーブルに繋いだ状態で、アップデートプログラムを実行するだけで自動的に行われます。実施時間は転送含めて3分程度。
ダウンロードしたアップデートマニュアルによると、アップデート中に電源が切れたりケーブルが抜けたりして作業を中断するとCOOLPIX950が起動できなくなる、などと恐ろしい事を書いてあるので、ひやひやしながらの実行です。
電池を新品に入れ替え、自動電源オフ設定を30分に変更、ケーブルを確認して実行!
1回目...........なにかメッセージが出てます。
Checking Firmware ERROR
「ERROR.....エラー!?」
マジでこりゃ死んだかと思いましたが、再トライしてみるとあっさりアップデートコンプリート。
ビックリさせるなよぉ。
こうしてE950君は、晴れてVer.1.1に生まれ変わったのでした。

で、生まれ変わったE950ですが、インタフェースは同じだし液晶の表示も変わりはありません。
ファームウェアのバージョン表示が1.0から1.1に変わったくらい。
でも機能的にいろいろ改善されているようなので、なんとなくリフレッシュした気分です。
(改善点の詳細はNikonサイトでご確認ください)

私が試してみた中で、すぐに改善が体感できるのはマクロAFの高速化です。
アップデート前のマクロAFは、ピント合わせに妙なクセがあって(離れたところからゆっくりと被写体に近づいていかなきゃダメとか)使いづらかったので、サクサクピントの合う今度のマクロは楽チンで良いです。
あと、コンパクトフラッシュの記録ファイル名の連番リセットの設定ができるようになったとか、例のハングり対策とか、回転レンズを液晶側に向けた時の緑線発生も直っているようですが、これらはそもそもバグ対ですからねえ。
残念ながら撮影モード起動時のズーム最大は今回は改善されていませんでした。
あの仕様はNikonの哲学なのかもしれません。

接続キットでシリアル転送しなきゃいけないんで面倒ですが、利点も多いのでいちおうアップデートする価値はあるんじゃないでしょうか。
Nikonサイトが混み出す前にダウンロードをお勧めします。
また、今回私の場合はアップデートエラーはリトライでなんとかなりましたが、アップデート途中で電池切れ起こすとほんとに再起不能になるらしいので、新品の電池に入れ替えてからゆっくりと作業しましょう。

1999年7月17日  館長

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