大容量なりMICRODRIVE



なんというか今更という感じもありますが、ようやくMICRODRIVEを購入しました。
ストレージアイテム好きの私は、登場した当時から「絶対買うぜ。値段が下がったら。」
とか情けない誓いを立てていたのですが、予想外にほとんど値段が下がらないままに
現在に至ってしまいました。
ちょうどMICRODRIVEの使えるデジカメ、SANYOのDSC−SX150を入手したのを
機会に、ついに購入に踏み切ったのでした。
(DSC−SX150のレポートは別途掲載予定)
それではさっそくレポートさせてもらいますよ〜。

まずMICRODRIVEって何だ?って方に簡単に説明。
MICRODRIVE(マイクロドライブ)とはIBMが開発したとんでもなく小さなハードディスク
です。
どれくらい小さいかというと、ドライブの円盤の大きさが500円玉程度といえばおわかり
でしょうか?
コンパクトフラッシュカードと同じサイズに340MBの大容量を詰め込んだ凄い奴です。
BYTEあたり単価もコンパクトフラッシュカードの1/3程度とお買い得です。
(2000年2月現在¥50,000弱)
ただしコンパクトフラッシュカードとちがってあくまでハードディスクなので、(比較的)衝撃に
弱い、(比較的)消費電力が大きい、(比較的)熱を発しやすい、等の弱点があり、デジカメ
用途にはいろいろ難点もあったりします。

とりあえず、まず第一の関心事はE950で使えるかどうかです。
しかし「大きさはコンパクトフラッシュカードと同じなのであるいは...」という甘い期待は
あっさり裏切られました。
MICRODRIVEは厚さがありすぎて、E950のCFスロットに入らないのです。
わずか2mm程度の厚みの差で入ってくれないMICRODRIVE。
同じPCMCIA−TYPE2の規格なのに残念無念。
E950での使用は断念せざるを得ませんでした。

そもそもスロットに収まったとしても、MICRODRIVEは非対応のデジカメでは使えない
可能性が高いのです。
なんとなれば、私のデジカメお便利グッズのひとつであるI.O.DATAのデータステーション
(640MBMO&PCカードの一体型リーダーライター)でもMICRODRIVEは使えない事が
判明したからです。
MICRODRIVE付属のPCカード変換アダプタを使って、データステーションのPCカード
スロットに差す事はできるのですが、PCから認識させる事ができません。
ついでにパワーザウルスMI−506でも、カードスロットに差す事ができますが認識しなかった
事を付け加えておきましょう。
つまり、MICRODRIVE対応をうたっている製品でしかMICRODRIVEは使えないという
当たり前の結果が再確認されたわけです。しくしく。
(どなたか使えるようにする方法をご存知でしたらご一報ください)

もちろんノートPCでは使うことができます(付属のドライバーのインストールが必要)。
DSC−SX150で撮影した動画をノートPCに転送。動作もなかなか速くてご機嫌です。
これでE950でも使えたら最高なのになあ.....

とりあえず、前々から疑問だった「E950でMICRODRIVEは使えるのか?」という疑問には
答えを出す事ができました。
(いささか残念な結果でしたが)
まあ、今後出てくるデジカメやモバイルグッズでは使えるようになっている可能性が高いので
これからに期待というところでしょうか。

2000年2月13日  館長

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